郡山の夜が終わった。
夏休みの宿題を
ひとつひとつ終えていく
ちがうのは
終わったらまた
次の宿題が生まれること
夏の手前の
すこし長い夕暮れ
水の匂いは
どこかで降った雨を
風が運んできたのか
それとも
記憶の中のプールの匂いか
同じことを繰り返す毎日が
だいたい人生だとしたら
いまは予測のつかない波の中
ただ精一杯泳いでる
金づちなんですけど
奇跡的に泳げている
どこにたどり着くか
そもそも何処を目指しているのか
わからん。けど、出来るだけ遠くに。
夏は墨が腐るので
去年、ちいさな冷蔵庫を買った。
屋根裏の一番暑い私のアトリエ
私の巣。
四月と五月、飛び続けた翼を
休める六月
ほんとうに休めるかどうかは別として
出し尽くした・・・・
巡業した・・・・
描きたい。
巣にもどって描きたい。
どうも最近
脳みそがラテンです