余白-コトバの外側

白と黒の間に世界は無限に在る

調律

雑音に乱されたこころを

ひとつずつ在るべき場所に戻していく

怒りは騒がしいことではなく

それによってざわと動いたこと

指先は右脳に

眼差しは左脳に

肌の数ミリ上でとらえる感覚

左足の出し方右足の引き方

頂点は空につながって脊髄を中心に手足はまわる

音なき音を聞く

音を発するより

躰の中で響かせたい

頭の頂点に数千の鈴をさげて

神楽を舞おう