余白-コトバの外側

白と黒の間に世界は無限に在る

六月の青い水の底

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ふたつの大きな出し物を終えて

 

もう夏には何もしない。

 

ずっと水面でぷかぷか浮いていた

 

「やりたい事の泡」が

 

ゆっくりと丸くなって

 

水の底に落ちていく。

 

すとんすとんと

 

綺麗な丸になって、しばらくそこで熟すのだ。

 

泡が「実になろう」と決まるのは

 

決意というより時期だ。

 

何もかもがわぁわぁ生まれる

 

騒がしい春が過ぎて

 

夕暮れが青くなる季節


六月はいろんなことが

 

静かに決まる月なのだ。

 

 

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