銀練墨色

白と黒の間に世界は無限に在る

夏の明け方にみた長い夢

個展前のアトリエのように雑然と散らかった夢だったが、いくつか印象的な箇所があった。

またも美大に在学中という設定だ。

10代に戻ったわけではなく、今の私で、そして筆を探している。

広く近代的な校舎の中でMさんに会い、立体作品を作るという彼女にスカーフを持っていてくれと言われる。荷物で手がいっぱいなのだ。手は空いていないはずなのになぜか腕を組んで来る。実際にはそれほど親密ではない、業界では先生と呼ばれてるMさんと同級生のように腕を組んだ。

女性特有の細く乾いた感触が腕に残った。実際のMさんの腕の感触に似ているのではないかと目覚めてから思う。

彼女の作業場の椅子に預かったものを掛けてあげて、その場を去り探し物を続ける。

あちこちで誰かが作品を作っていて、圧倒される。

ガラスにブルーのリキテックスで描いている人の絵が美しい。

私自身について、モノトーンではなくてもいいのではないかという疑問が湧いて来る。

それは全て夢の中の思考だ。

そう思いながらも探しているのは毛足の長い面相の大きな筆である。いつもの墨で使う筆なのだ。どうやら夢の中でパフォーマンスをするらしい。

先に描いている書家の人が居て、次に描くことになった。筆はさっき見つけたのだ。

墨を借りようとすると、それは大事なものだから貸さないと言われる。

それなら仕方ないと手元を探すと都合よく墨と硯が見つかる。誰かのものだと思うがそれを使って美大のキャンパス内に白い紙を広げ、描く。

が、夢にありがちなことで、風がふき、紙がうまく広がらない。

結局、最後まで描けたのかどうかは記憶に残っていない。

筆を見つけた後、なぜか20年くらい前に一緒にテニスで遊んでいた仲間の1人のiさんと食堂の前で出会い、「あの占い当たった?」と聞かれた。iさんは美大や制作とは全く関係のないところでつき合いのあった人だが、今も大型スーパーなどで偶然に出くわしたりする人だ。

Mさんが親しげに組んで来た腕の感触と、当たったのかもしれない占いのことが印象的な夢のだった。その占いの内容が何だったのかiさんは言わなかったが。

 

今日は外に出なくてもいいことになったので、溜まっていた眠りを貪り続けている。

熊のように寝溜めが出来るたちなのだ。

 

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