余白-コトバの外側

白と黒の間に世界は無限に在る

時間はかつてしずかに流れていた

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2012年の個展での作品

 

「時をとじる」という制作

 

庭の梅の木の下に攪拌した紙を置き

 

落ちてくる実

 

飛んでくる葉

 

期待はできないけど、猫の足跡など

 

捕獲してみようという時間をテーマにした作品をつくった

 

閉じ込めた梅の実は

 

紙の中で朽ちて粉々になっていった

 

色褪せても花であることを保っているラベンダー

 

モノの在り様と時間。


もう少し掘り下げてみたい制作ですが

 

残念ながらいまの私は

 

モモの灰色紳士に搾取されたごとく

 

手持ちの時間がどんどん減っていく

 

なぜだ・・・・・



と、そこでここにアザトク繋げるんですが、

閉じられる廃工場での制作は

 

もしかしたら私に「時間」を返してくれるかもしれない。

「the birthday」レクイエムライブ

それはとても近い場所にある【the Birthday 現場で】

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描く後ろ姿を

観ることはない

こんな風に描いてるんか

大きなものを描くのがただ好きで

大きな白いモノ見ると

気持ちがわーってってなる

描くのがうれしくてうれしくてうれしくて

けど、

これはショウなんやなと

打ち合わせの間身にしみる

私はタレントじゃない

そういう才がない

どう魅せたら、というのは

難しい

ソレ考えながらは描けない

いや、描きだすとソレ忘れる。

絶対忘れる自信ある。

自分も作品にする。

そう思ってやろう。

作品の中に入る。

和太鼓に合わせたいと思ったのは

描いてるときに

打楽器のリズムが体の奥で鳴ってるような気がしてたから

ものすごく昔の

焚火の前で神様に祈るような

ドラムの音

工場から帰ってから

胸の奥でなんか鳴ってる

4月23日。

 

「the birthday」
京橋の印刷工場跡でのアートイベント

 

 

 

ちいさいころは神様がいて

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小学校のとき

 

「将来の夢」を寄せ書きに書いた

 

まだおぼえてる

 

そのころ

 

一条ゆかり先生の「デザイナー」て漫画

 

脳天をぶち割られるほどショックをうけた

 

絵が好きやったら「画家」か「絵の先生」

 

それしか情報がなかった

 

わたしの子供のころ

 

そんな仕事があるんだと

 

墨柄の布をつくる作業は


そんなことを思い出させる

(なんで漫画家になりたいと書かなかったのか不思議ではある)


松尾捺染さんでSumihikoの商品開発中